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動かない当局 住民の抗議がエスカレート

2011年09月20日
 
 
【新唐人2011年9月20日付ニュース】公害が各地で深刻な中国ですが、対応策をとる動きが遅れています。浙江省海寧市のある村では、そんな当局の態度にしびれを切らした住民が立ち上がりました。抗議はエスカレートしています。
 
地元住民の陳さんによると、15日、海寧市市長が現場を訪問。しかし、市長の不適切な発言に怒った現場の住民から殴打されます。その翌日の夜、当局は数千人の警官を派遣し、現場を弾圧しました。
 
地元住民 陳さん:「2,000人が地方から派遣され、数百人がボディガードでした。今日もトラックが2台、その後、催涙ガスが使われ、群衆を追い出しました。納得できない人々は、パトカーを破壊し始めました」
 
浙江テレビ局の記者が16日に現場取材をしていると、会社側の十数名から暴行されました。
 
地元住民 陳さん:「会社の暴徒を訴えたくても、だめです。この会社は毎年政府に2億元も払っていますから」
 
住民の願いはただ、公害の調査に過ぎないと述べます。
地元住民 陳さん:「会社と政府の人間が表に出てきません。解決しようとする人がいません。今、唯一やっていることは、群衆を追い出すことだけです」
 
17日、地元住民は再び役所ビルに集結。その晩11時過ぎ、現場から戻ってきたという目撃者はネットに、「老人が暴行を受け、若い少女が川に突き落され死亡した」と書き込みました。
 
問題の会社、晶科エネルギー公司は、大量の廃棄物を川に排出。川の魚が全滅するなど深刻な汚染を起こしているそうです。この村の野菜は誰も買う人がいません。またこの村ではすでに6人が白血病にかかり、31人が癌になったとの情報もあります。この情報を流した住民は当局に拘束されたそうです。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/09/18/atext590099.html.-海宁民众抗议升级怒掀警车.html
 

 

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